欲しい機能が全て入ったオールインワンを買ったのに
70歳の女性でフリーライターをしています。
もう15年位前になりますが、まだパソコンがこんなに普及していなかった頃、最新のふれこみでワープロにもかかわらず、インターネットも印刷もできる製品として大手メーカーの製品を購入したことがありました。
実際、そのワープロはカラー印刷もできて、インターネットも見ることができ、翻訳、ファックス機能もついていて、何でもできそうなその頃には珍しい製品でした。
大型のワープロでペンタッチのもので、それ一台ですべてができるという触れこみで20万円もしたものですが夫と共同で使うということで購入しました。
ところが、届いてみていろいろ触っているうちに一番問題だったことは、インターネットはできるにはできましたが、つながるのが極端に遅く仕事になりません。
仕方がないので、夫はもう一台ノートパソコンを購入せざるを得ませんでした。
二重の出費です。
それから数年すると、印刷機能が表面のインクが乾いてしまったのか使用できなくなりました。
私と夫はパソコンを購入したにもかかわらず、インターネット機能はどうしようもなく遅く、印刷機能も壊れてしまい残った機能はワープロ機能のみ。
ところが印刷はできないので、印刷するには印字したものをフロッピーに取ってそれを変換しないとパソコンに入らないので、このワープル機能も余り役立たず結局放置されたままになってしまいました。
確かに長くものを書くときは、ワープロの方が字自体を記憶してくれるので使いやすいと思います。
しかし、それを何かに活用するには、パソコンに導入してこないとならないのでやはり、ネット機能内蔵のパソコンでワープロ作業もすることになってしまいました。
そうなると、やはりワープロは無用の長物となって、部屋で埃をかぶってしまっています。
印刷機能についても修理に出すことも考えましたが、いかんせん印刷機能、ファックス機能あらゆる機能が内蔵してあるだけあってボディが大きく、なまじっかネットショップで購入したばかりに修理に出すのにダンボールは用意しなければならず面倒ということになってしまいました。
すべてが内蔵されていてこれ一台で兼用できるという触れ込みは、ボディが大きいだけに持ち運びにも、保管にも修理一つにもエネルギーがかかり、まったくの無意味で無用の長物でしかありませんでした。
結局、修理代も結構費用がかかるし、第一ネットショップ宛てに梱包するのが、何より面倒でした。
もし、これを電気専門店の店舗販売で購入していたら、修理をするにももっと気楽に機械を持ち込めたでしょう。
なまじっか、ネットショップにしたため修理に二の足を踏んでしまう事態になったのです。
失敗した…20万円ドブに捨てたようなものだと思ったものの今更、後の祭でした。
高額の商品はアフターケア込みで購入する
印刷機は別売した方が費用も掛からないでしょうし、仕方がないのでパソコン機能だけが残っているのでそれをできる限り活用しようと思い修理を諦め、遅すぎる役立たないインターネット機能も捨てました。
それでも、ワープロ機能だけ残っていると言っても、あまり使用されることはありません、ただ、もっと昔に購入した感熱紙タイプのワープロのフロッピー口が壊れた製品のフロッピー記録を復元することができ、また、フロッピーをパソコン用に変換することができるので、それ専用でいいかなと半ば諦め顔で思っています。
この件で反省したことは、やはり大きなものはネットショップで購入しないこと、トラブルが起きたときに面倒になるか、諦めなければならなくなるということです。
それと、いろいろ欲張った機能を内蔵していても、それをすべて活用できなければ、それは、結局無用の存在となってしまうということでした。
購入にあたっても、アフターケアーが受けやすい近くの店舗店で購入する方が、万一の時にもスムーズだということも反省したました。
ノートパソコン、スマートフォンなどの時代、パソコン過渡期の電化製品においては、焦って購入することはご法度であると身にしみて感じているところです。
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