中国輸入の商品の検品は代行会社にお願いすべきか自分でやるべきか

オススメの代行会社

中国輸入商品を日本で販売する上で一番大事なことがあります。

それは「検品」です。

これは中国からの輸入した商品に限らず、工場で作れた商品全てに対して、どの企業も行っていることです。

例えば、あなたが何か商品を購入した際に、このような紙が商品の中に入っていたことはないでしょうか?

このマークの判子だけ押された小さな紙や、「検査済」という紙に担当者の名前の判子が押されていることもあります。

これはその商品が検品済み、検針済み、検査済みという事を証明する為に入れている紙になります。

この紙が入ってない商品もありますが、日本の店頭で売られている全ての商品は検品された状態で並んでいるものです。

普通に生活をしていれば検品をしている現場にいることはないので、検品をしているかどうかも知ることはないと思います。

ですが、商品を販売する立場の人間になるのであれば、検品というのは避けては通れないものです。

他の企業がしっかりと検品済みの商品を出荷しているので、不良品がお客様のところに届いてしまえば目立ちますし、何より今はSNSの時代ですので、いつどういう内容で悪い噂が拡散するか分かりません。

それに一度悪いレビューを書かれてしまうと売上にも大きく影響が出てしまいます。

まさに売上を左右すると言っても過言ではないほど、検品というのは重要なことです。

検品をしている出品者は少ない

ですが、Amazonで中国商品を購入してみると検品をしていない商品というのは多々あります。

服のほつれが酷い

セット商品の点数が足りない

色が違う

仕様が違う

などなど、お客様がついクレームを言いたくなるような内容のものが非常に多くなります。

 

他にもこんな商品を見ることもあります。

OPP袋など、商品を入れる袋が汚い

商品の箱が潰れている

中国語のタグや説明書が入っている

商品の検品はしているのかもしれませんが、この状態では不良品を受け取っているのと同じだとお客様は思ってしまいます。

上記の中に中国語のタグが入っているというのを入れたのは、やはり中国製品はお客様からの評判は良くないので、中国語が入っているというだけで嫌がられてしまう原因になってしまいます。

僕が普通に買い物をしているだけでもこのような商品をよく目にしているので、実際は多くの商品が検品などをしっかりしていないということが分かります。

ですので、あなたが最低限の検品をしっかりしていけば他の出品者と差別化が出来るわけです。

どんなにOEMをしっかりやって、どんなにいい商品ページを作ったとしても、検品が出来ていなければ返品やクレーム、悪いレビューの嵐で売上はどんどん下がります。

いい商品を作る、いい商品ページを作る、ということは非常に大事ですが、それは不良品を出さないということが前提にあります。

検品が出来ている商品は信頼を積み重ねることが出来る商品です。

長期的に売っていく為にも、検品はしっかりやっていきましょう。

検品はどうやってやるのか?

「検品」と一言で言っても、検品内容は商品によって変わってきます。

例えば、服であれば

・ほつれを直す

・シミや汚れがない確認する

・破けている箇所がないか確認する

・色ムラや色違いがないか確認する

・ポケットの穴が空いているか確認する

などの項目があります。

染色の関係で色ムラが発生したり、少し色が違う商品が出て来ることもあります。

また、中国ではズボンの前部分のボタンを開けないという習慣があるので、ボタンが閉じたままで発送されることもあります。

これは文化の違いで、中国では「前ボタンが空いていない商品=新品の証拠」という文化ですので、不良品というわけではありませんが、日本では「開け忘れている」と思われて不良品扱いになってしまいます。

このように、お客様からクレームになりそうと思われる内容を確認することが検品になります。

服以外であれば、以下のような検品内容があります。

セット商品の場合、セット数や付属品は揃っているか?

金具は外れないか?

汚れはないか?

ロゴなどは印字されているか?(ロゴを付けた場合)

サイズは違わないか?

破損箇所はないか?

服などではミシン針が入っている、ということもあります。

そういう時は検針をする必要があります。

ただ、検針を個人でやろうと思うと大変ですので検針機を会社や代行会社に依頼する方がいいです。

検品を自分でやるか代行会社にお願いすべきか

検品を自分でやる人もいれば、代行会社に任せるという人もいます。

検品を代行会社にお願いをすると料金がかかってしまうので、少しでもコストを浮かせる為に自分でやるという人もいると思います。

その場合のメリットやデメリットについてお話しをしていきます。

自分で検品をする事のメリット・デメリット

自分で検品をする場合、まず商品を自宅や事務所に送ってもらいます。

自分で商品を開け、内容をチェックしていきます。

素人検品なのでしっかりと検品出来るか不安、と思われるかもしれませんが、検品はそこまでテクニックが必要なものではありません。

目で見て、確認をして、商品に問題がないかを調べるだけです。

最初のうちは1商品辺りの検品に時間がかかるかもしれませんが、慣れの問題ですので、慣れてくると短時間で検品を進めることが出来ます。

検品自体は確認をするだけなので、そこまで難しいことではありません。

自分で検品をすることのメリット

検品を自分で行うメリットとしては、やはりお金がかからないということです。

代行会社に依頼をする、人にお願いをするとなると、どうしても料金が発生してしまいます。

検品料金が1商品辺り5元(85円程度)だとしても100商品をお願いすると500元(8500円)ほどになります。

OEMをするとなると、最低でも300個程度は作ることが多いので、検品だけで25500円もかかってしまいます。

25500円は安い金額ではないので、自分で検品することでお金を浮かせることが出来ます。

浮いた25500円は広告費用に回すことで売上を上げる事もできるようになります。

自分で検品をすることのデメリット

ですが、もちろん自分で検品することのデメリットもあります。

デメリットは大きく分けて2つあります。

1つは時間が物凄くかかってしまうことです。

検品はただ見るだけでなく、ほつれがあれば直したり、汚れがあれば取る必要があります。

また、商品を開けて、中身を確認して、戻すということをするので、1商品毎の手間や時間が大きくかかります。

急いで検品をしたとして、1商品辺り3分で検品したとします。(これでも結構速いスピードです)

100商品検品で300分(5時間)もかかります。

300商品も検品することになれば900分(15時間)もかかってしまいます。

これではいつまで経っても出荷なんて出来ません。

不良品がなく、スムーズに検品が出来て3分程度なので、不良品があって直したり確認などをしていると、あっという間に10分(3倍の時間)がかかってしまいます。

自分でやるのはコストは浮きますが、それ以上に時間がかかるということを理解する必要があります。

代行会社に検品をお願いするメリット・デメリット

代行会社に検品をお願いするメリットなどは自分でやるメリットの逆となります。

メリットは短時間で素早い検品が出来るということです。

しっかり検品をしてくれる代行会社は検品専用のスタッフを在籍させています。

もちろん1人だけではなく、3人〜5人以上は常にいる代行会社もあるので、商品数が多くても1日から2日もあればササッと検品を終了させて出荷してくれます。

FBA直送で送ってもらえたらあっという間に倉庫に納品され、販売出来る状態になります。

更に検品に慣れているスタッフが行ってくれる為、どこを重点的に確認するかも把握しており、最短の時間で一番効果の高い検品をしてくれます。

自分で検品を行うよりも素早く、正確に検品をしてくれるのは非常に心強いものです。

検品料金はかかりますが、それ以上のメリットが多いと思います。

自分で検品をやる時に忘れがちなこと

このように代行会社に検品をお願いした方がメリットが多くあります。

ですが、どうしてもお金を浮かせたいと思ってしまう事もあると思います。

さきほど自分で検品をするとコストが浮くとお伝えしましたが、実は場合によってはそれ以上のコストがかかる場合があります。

例えば、服の検品には裁縫セットやOPP袋など、入れ替え用の袋や修復する為の道具が必要になります。

それらを用意していると結構なお金がかかることがあります。

裁縫セットは安く揃えることも出来るかもしれませんし、何度も買い換えるものではないので問題ないかもしれませんが、糸は消耗品ですし、OPP袋も使ったら無くなります。

更にOPP袋は商品のサイズ毎に用意をしないといけないので、大量の種類のPP袋を買わないといけなくなることもあります。

例えばAmazonでA4サイズのOPP袋を買おうとすると100枚で400円ほどかかります。

複数のサイズを揃えるとなると、あっという間に数千円いってしまいます。

また、代行会社に検品をしてもらえればAmazonのFBA倉庫に直送するということも可能になります。

その場合、送料は1回で済みますが、自分で検品をすると代行会社から自宅、自宅からFBA倉庫と2回の配送が必要になります。

送料は安くても1箱辺り1000円程度はかかるので、3箱を送るとなると3000円が発生してしまいます。

コストを減らす為に、自分で検品しようと思ったのに、結果的には変わらない金額がかかることがあります。

これでは何の為に自分でやっているのか分からなくなりますね。

忙しい人ほど代行会社に検品を依頼した方がいい

このように自分で検品をするということは、結果的に損をする可能性もあります。

特に忙しい人はあまり時間をとることが出来なくなるので、検品に1週間もかかってしまう、ということも珍しくないと思います。

その間、売上は発生しませんし、他の仕事も出来なくなるので本来得られるはずの売上を逃してしまっている、ということもよくあります。

これでは本末転倒です。

忙しい人ほど、時間がかかる検品は人に安くお願いをするべきです。

売上を確実に最短で上げる人ほど、自分の時間をどこに使うべきかを理解しています。

もしあなたが「時間がない」と思っているのであれば、仕事の配分を間違えてしまっているからかもしれません。

全て自分でやろうとせずに、人にお願いするということも少しずつ取り入れてみてください。

 

検品がしっかりしている、得意な代行会社をこちらにまとめてみました。

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