日本の法律では日常持ち歩けない防災グッズ

オススメの代行会社

届いた商品をよく見てみたら・・・

48歳・男性・会社員です。

職場で、9/1、防災の日に、避難訓練の後、防災意識のアンケートの様な物があり、十徳ナイフくらいは用意しておいた方が良いと思いました。

早速、Amazonで検索したところ、元々アウトドアの趣味は無い(むしろ引きこもり気味)なので、何を選べば良いのか分かりませんでした。

「これは、お勧め商品紹介のサイトを見てからの方が良さそうだ」と思い、そちらを何件か覗いてみました。

書いてあることは良く分からなかったのですが、あまり多機能な物はかえって使えないようでしたので、機能が絞られた物を選ぶ事にしました(七徳くらいですね)。

そして、再びAmazonで探しました。

出来るだけ、使いそうな機能のみに絞り、見た目が大変格好良い商品を見つけ、即購入を決定。

商品が届くのを楽しみに待っていました。

2~3日後だったと思います。

待ち望んだ商品が届きました。

早速開封し、まずは、ナイフの刃を起こして見たのですがAmazonの写真に写っていたのと反対の面の刃がギザギザしています。

「ん?これは、もしかして、▲傷能力を高めるためのものでは??」と、疑問に思いました。

あわてて刃を畳もうとしたのですが、説明書は色々なタイプと共通なので、どこに畳み方が載っているのか分かりませんでした。

刃を開いたままの状態で、刃の畳み方を検索すると言う、なんだかオバカさんな状況になりました。

刃の畳み方は分かったのですが、「防災用のナイフの携帯(軽犯罪法)について教えて下さい」、「街中での刃物の所持について質問です」、「○○で有名なアーミーナイフの知るべき法律」等々、気になるワードが沢山出てきました。

それらを読んでいると、私の購入した商品は、そもそも、ロック機構付きの商品であり、刃渡りが銃刀法違反である事。

ロック機構無しだとしても、折りたたみナイフとしても、銃刀法で許容されている刃渡りより長い事。

銃刀法以外に、軽犯罪法でナイフの携帯が禁止されている事等々、「買う前にもっと調べておけば良かった」、「え?もしかして私、犯罪者なの?」、「犯罪者なら、なんでAmaz○nで簡単に買えてしまうの?」と、ちょっとしたパニック状態になりました。

 

確認することの重要性

ネットの情報を鵜呑みにするのは危険だと思った私は、メーカーのサイトで購入した商品の説明ページをプリントアウトして、大胆にも警察署に相談しに行こうと決めました(さすがに実物を持って行くと、その場で、良くて没収。

悪いとお縄かもと思ったのでプリントアウトを用意しました)。

警察の窓口で、「防災グッズに十徳ナイフを持っているのはどうなんでしょうか?」と、ストレートに質問してみました。

窓口の方は、「ああ~。少々お待ち下さい。専門の者を呼びますので」と、意外と慣れた対応でした。

暫く待つと、保安課の方がみえました。

説明によると、銃刀法に違反するような物でも、キャンプや登山と言った目的がはっきりした事にだけ使用するのは可能。

ただし、その目的が終了したら、速やかに自宅で保管しなければ、軽犯罪法に抵触するとの事でした。

自宅に置いてある分には罪にならないと分かり一安心しました。

せっかく警察まで出向いたので、「では、銃刀法に抵触しない刃渡りや構造のものは携帯出来るのか」と質問したところ、目的が明確でない限りは軽犯罪法に抵触するとの事でした。

例えば、防災用品の持ち出し用リュックの中に入れておいて、いざという時に持ち出すのは問題無いそうです。

逆に、目的無くカッターナイフをポケットに入れて出歩くだけで軽犯罪法に抵触するとの事でした。

銃刀法なので、それに適合する銃を持ち歩いていたら、軽犯罪法に抵触するよなあと妙な納得の仕方をしました。

そのような経緯で、最初に購入した商品は、もしかしたら行くキャンプまで封印する事にしました。

銃刀法に抵触しない商品を改めて購入し、防災用品の持ち出し用リュックの中に入れてあります。

時計やバックが法律に触れる事は無いと思いますが、皆様、凶器になりうるものは、購入前に、本当に大丈夫か調べておく事をお勧め致します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です