中国輸入をしている方のほとんどがOEM商品の制作をした事がある、もしくはこれからしたいと思っていると思います。
ですが、依頼の方法や、どの代行会社がどんなOEM商品を作れるのか、分からない事も多いと思います。
そこで今回はどの代行会社にOEM依頼をすべきかをお伝えしていきます。
全ての代行会社がOEM制作が出来るわけではない
まず知っておいていただきたいのは「全ての代行会社がOEM制作を出来るわけではない」ということです。
これはどういう事かと言うと、OEM制作は内容によってレベルが変わってくるので、高いレベルのOEM制作はほとんどの代行会社が出来ないということです。
レベルはこのような感じでイメージをしてみてください。
レベル1 紙タグを商品に付ける
レベル2 ロゴを商品に印字する
レベル3 商品のカラーを変える
レベル4 商品の素材を変える
レベル5 商品のデザイン、仕様を変える
レベル2まではどこの代行会社でも対応は可能です。
これは素人でも出来ることだからです。
ただ、レベル2程度でも失敗する代行会社があります。
どのような失敗内容なのかと言うと、ロゴのサイズ違う、付ける位置が違う、カラーなどが指定した通りではないということがあります。
商品によって付けれるロゴのサイズや印字方法が変わってきますので、これらが分からずに工場へ発注をしてしまうと失敗の原因になってしまうということです。
なぜこんな低レベルのことすら出来ないのかというと、ほとんどの代行会社は「購入代行」という事しか出来ないからです。
中国に住んでいる、中国でビジネスをしているというだけで「購入代行なら出来る」と安易な気持ちで始める代行会社が多く、素人が運営している事が多いからです。
OEMや製造の知識や経験すら全くない人がいきなりOEM制作をしても失敗するだけです。
「購入代行」という部分ではしっかり出来ても「商品制作」ということは出来ない代行会社が多いのです。
購入代行しか出来ない代行会社にOEM制作を任せても失敗するのは目に見えてます。
ですが、仕事が欲しいのでレベル2程度しか出来ない代行会社でも「OEM制作出来ます!」と言って仕事を受けてしまうんですね。
その結果、うまく出来ず発注者のあなたに迷惑がかかってしまうということがよく起きています。
高レベルのOEM制作が出来る代行会社の比較方法
では、レベル3以上のOEM制作が出来る代行会社を見分ける方法についてお伝えしていきます。
OEMが得意な代行会社というのは、どの代行会社でも特徴があります。
それはホームページ等を見ると「OEM事例」というものがある事が多いです。
・このようなOEM商品を作ったことがあります
・このジャンルのOEM制作が得意です
というような内容がよく書かれています。
また、OEMを多く作っている代行会社は工場とのパイプを持っています。
OEM商品をよく作っているということは、色んな工場に発注をしているので、多くの工場との信頼を作っていることが多いです。
ですので、品質の高い、信頼の出来る工場から低価格、低ロットでの発注も出来ることがあります。
そうした特徴を全面に打ち出している代行会社は信頼出来ると思っていただいても大丈夫です。
特にOEMに自信がある代行会社は「OEMなら任せてください!」というように書いていることが多いので、実績や特徴などを見比べていき、選んでいった方が外れる可能性は低くなります。
見落としがちな代行会社の交渉能力
表から見える代行会社の金額やOEMの実績というのはすぐに分かりますが、意外と見落としがちなのが、この「交渉力」です。
交渉が出来るか出来ないかで、発注金額やロット数に大きく影響が出てきます。
これは工場とのパイプを持っているかどうかという部分も関係あります。やはり工場との長い付き合いがあったり、過去に発注をしたことがある工場には優遇をされやすかったり、多少の融通を聞いてくれることがあるからです。
交渉力があるとこういうメリットがあります。
・最低ロット数が下がる
・商品単価が下がる
・不良品の交換が無料になる
・商品の製造時間が短縮される
他にも商品や工場によって色んなメリットや交渉内容があります。
ロット数が下がるというのは新規商品を扱う際にはかなり大きなメリットだと思います。
あなたがお使いの代行会社はこのような交渉力をお持ちでしょうか?
最低ロット数が毎回多い、こちらの要望が伝わりにくいという場合は交渉力が低い可能性があります。
ただし交渉をしてるけどお客様に交渉してるとは言わない代行会社もあります。それは「交渉するのは当然」と思っている代行会社だからです。
そのような場合は気づきにくいですが、質問をすることで交渉をしているかどうかは分かるので、「自分の利用している代行会社は工場と価格などの交渉をしてくれているのだろうか」と思ったら一度聞いてみてください。
交渉をするのは会員サービスの上位プランのお客様のみ、という場合もあります。
そういうプランは月額費が少し高めに設定されていることもありますが、トータルで見るとかなり安くなっているので、月額料金だけを見るのではなく、どれだけ安くなるのかを計算してみるといいですね。
まとめ
どのような代行会社にOEM制作を依頼すべきか伝わりましたでしょうか。
レベルの高いOEMでもこなせるだけのスキルを持った代行会社かどうか。
代行会社のホームページ等を確認してどんな特徴があるのか。
交渉をしてくれる代行会社なのかどうか。
このような内容を今使っている代行会社と比較してみてください。
特に交渉力は非常に大事で、これがあると多少のわがままも言うことが出来るので、販売者として非常に有利なポジションをとることが出来ます。
どのような代行会社がOEMが得意なのかですが、実際に使用した経験や、口コミなどから総合的なランキングを作っていますので、OEM商品を作る際の参考にしてみてください。