時間がない中選んだタックルボックス
ルアーフィッシング好きの私は現在34歳の男性会社員。
週末ごとに愛車のワゴンを駆って近郊のフィールドに出掛け、山上湖でボートを借りバスを釣ったり、あるいは広大な海岸や河川に出てシーバスを狙ったりといった日々を過ごしています。
普段からの酷使もあって、定期的に買い替えなければならない用具が沢山出てくるのがこの世界の常識なのですが、ルアー等の小物と違い、あまり劣化を気にせず使ってきたタックルボックスを買い替える機会は結構珍しいもの。
ただ今回は蓋のヒンジ部分が劣化で完全に破損してしまっていた事もあり、早急な買い替えが必要となっていたのです。
最近はフィッシングショップもネットショップが増え、大変便利かつリーズナブルにアイテムを購入出来る様になったもの。
自宅が田舎という事もあり、ここ6年近く、必要なアイテムは全てネットショップに注文していました。
当然今回のタックルボックスも、懇意にしているフィッシング専門のネットショップから購入する事となりました。
ただ仕事も忙しい時期に当たり、検討の時間もあまり取れず、結構適当に選んでしまった事が今でも悔やまれます。
結局比較的短時間でこれと決めたのは、ボートに持ち込むにも邪魔にならない寸法で、私好みのデザインのモデル。
寸法こそしっかり調べ結論を出したのですが、その内部の仕組みまで細かく目を向ける余裕はありませんでした。
このネットショップは注文から商品到着までのレスポンスが早いのもお気に入りの一つで、注文を出してから果たして2日後には商品が到着し、その詳細を拝む事が出来ました。
ビニル袋のパッケージを開け出した実物はやはりデザインも配色も良く、いかにも私好みといった感じですぐに満足する事が出来たのですが、蓋を開け内部を確認してみると、逆に想像以上に不便である事に気付いたのです。
ルアー収納専用のタックルボックスは大抵の場合、中のトレイが細かく仕切られており、ルアーの細かな分別・収納に便利な様に作られているのですが、目の前にあるタックルボックスは中のトレイの仕切りがあまりにも大雑把で、新たに収納しようと思っていたルアーも細かく区分けして収納出来そうに無いのです。
また中敷きのトレイの厚みが意外とあるせいで、その下のフリーの収納スペースを圧迫してしまい、逆により大きなアイテムの収納が思う様にいきません。
どの道中途半端な収納方式であり、これからこのタックルボックスをボートフィッシングでデビューさせようと考えていた私にとって、ちょっとしたショックでした。
無理して使い続けても益々不便さが際立ってくるに違いありませんし、だからと言って中古釣具店に買取に出したとしても、大した査定額は得られない事は、過去の経験からも分かり切っていたからです。
デザインだけでなく中身も確認すべき
しばらく何か転用出来ないかどうか考えた結果、ボートフィッシング用には仕方なく別途最適なタックルボックスを購入するとして、今あるタックルボックスは中敷きトレイの仕切りの大きさや容量の大きさを活かし、より大きめのルアーを多用する海や河川でのシーバスフィッシング専用として愛車に常備する事にしました。
その後ボートフィッシング用にはより仕切りの細かなタックルボックスを買い直し、やっと落ち着いて湖に出撃出来る様になりました。
少々遠回りでしたが、元はと言えば内部の寸法チェックを怠ってしまった私のミス。
ショップ自体その後も良いサービスを提供してもらっていますから、責める訳にはいきません。
私のいけないところは、外観のデザインといった見た目の素晴らしさを第一に選んでしまい、本当の利便性についてまで真剣に検討しないところ。
今回のショッピングはその悪癖がもろに出てしまった形で、今後のミスを無くす為にも深く反省すべきところでした。
特に多数の小物アイテムをとっかえひっかえするルアーフィッシング。
タックルボックスはデザインの良し悪しに囚われず、内部の形状や寸法等、実際使う上での利便性を第一に考え商品をチョイスする必要がありそうです。
実物を見る事が出来ないネットショッピングなら尚更でしょう。
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