鉢花の購入は梱包の厳重さと輸送のスムーズさでトラブル防止を

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ネットで胡蝶蘭を買った時の失敗

冬の大変寒い時期、耐寒性に乏しい鉢花をネットショップから購入する際はかなりの注意を要します。

パッキングから輸送時にかけては冷たく冷え込むトラックに押し込められてしまいますし、宅配便の集荷センターでは寒さに加え、仕分の為にかなりの振動や雑な扱いに耐えなければならないからです。

サービスの良いフラワーショップであれば、従来のラッピングに加え、株が寒さで痛まない様に断熱材やカイロを仕込んだウィンターパッキングで対応してくれるケースもあるのですが、それでも厳しい輸送の中では不完全なケースもあります。

私がとあるフラワーショップから贈答品で知人に贈るべく胡蝶蘭を購入した際に、それが原因と思われるトラブルに見舞われてしまいました。

30代から洋ラン栽培の趣味を始め、43歳になる現在も自宅の室内温室で各種の栽培を楽しんでいる私。

会社勤めが忙しくとも帰宅後は必ず温室を覗き、愛培している株の状態チェックは欠かせません。

来客にもその様子を見せていましたから興味を持つ人も時折現れ、その中の一人に今回胡蝶蘭をプレゼントしようという事になったのです。

男性の私にはラッピングの詳細は良く分かりませんでしたが、それでも2月という最も寒い時期の購入でしたから、耐寒性が無い胡蝶蘭の健康を考慮して、厳重なウィンターパッキングを行ってくれるネットショップを探しました。

候補はすぐに多数見付かり、その中でも最も輸送距離が短く株の負担が最も軽くて済みそうな業者を選び、注文する事となりました。

目的の花色の株はすぐに見付かり、注文までは大変スムーズに進んだのですが、配送から到着までには思ったよりも時間が掛かり、自宅に届いたのは発送から3日以上経った頃でした。

それでも株に何も異常がなければどうという事は無かったのですが、そんなに事は上手く運びません。

確かにショップ側のウィンターパッキングは大変丁寧で、断熱材をふんだんに利用し行われていたのですが、肝心の胡蝶蘭の株の元気が全く無くなってしまっていたのです。

白い大輪の花もあちこち若干萎れた様になってしまっていますし、本来厚ぼったくて鈍い光沢さえある新しい葉も所々に目立つ皺が寄り、少し垂れてしまっています。

どうやらショップ側の梱包ミスという事では無く、配送に想像以上に時間が掛かり過ぎてしまった為、その間にウィンターパッキングでも防げない程の寒気にやられ、株が弱ってしまったに違いありません。

外観上梱包に破損が見られる訳でも無く、単に配送の遅れだけが原因としたら、ショップにも宅配業者にもそう強く責任を求められません。

宅配業者にも注意が必要

幸い株の弱り方は十分リカバリー可能な程度であり、この際文句は言わず素直に株を引き取り、初夏まで待って株の元気が回復するのを待って改めて知人にプレゼントしよう、という事にしました。

その後自宅の温室でじっくり回復させたところ、その年の初夏までには株も元気を取り戻しました。

残念ながら花は終わってしまいましたが、逆に上手く育った時のお楽しみという事にして、栽培に関するアドバイスを紙に書いて同梱し、再びラッピングをして知人にプレゼントしたのです。

寒さに弱い性質を持つ鉢花は、冬場こそ花の最盛期で大変綺麗でプレゼントし甲斐もあるのですが、その分ネットショップからの購入はかなりデリケートなテーマとなります。

上記の様に、輸送中の寒さ対策として必ずしっかりとしたウィンターパッキングを施してくれるショップを選ぶと共に、確実にお届け日時を守ってくれる宅配業者を選ぶのがベストでしょう。

また万が一の際、梱包から輸送中のトラブルで株が枯れたり破損してしまったりした場合の責任の所在を明確にしておくと共に、スムーズに代わりの株を手配してくれるショップを選んでおくと安心です。

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