中国輸入ビジネスにおける原価や経費などの具体的な計算方法

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ビジネスにおいて、利益などを計算することは必須のことです。

物販の場合で言えば、1商品辺りの利益などを出さなければ「気がついたら赤字だった」ということになってしまいます。

また、利益額などが分からなければ商品の価格も決めれませんし、セール等の値下げも出来ず、広告費もいくら使っていいのか分からなくなります。

利益などの計算をするということは、ビジネス全体を理解するということです。

ただ、利益の計算方法などは少し複雑で、どう計算をしていいのか分からないというお声を多くいただきます。

今回は中国輸入における利益の計算方法についてお伝えしていきます。

どのような部分にお金がかかっているのか

利益などの計算式を覚える前に、まずは中国輸入ではどのようなところにお金が発生しているのかを理解する必要があります。

お使いの代行会社などによって項目は変わってきますが、今回は一般的な内容でお伝えしていきます。

中国輸入では、以下のコストが発生します。

・商品代金

・中国国内送料

・国際送料

・代行手数料

・為替レート

・関税(消費税、通関手数料含む)

これにプラスして日本に到着してからの

・日本国内送料

・倉庫手数料(外注倉庫を利用している方のみ)

・Amazon販売手数料(FBA送料込)

というのも発生します。

ご利用の環境によってはこれよりも多かったり少なかったりするかもしれません。

このように見ていくと、中国でかかるものだけでも種類が多いので、まとめてしまいたくなる気持ちはよく分かります。

ですが、まとめてしまうと正しい利益の計算は出来なくなります。

利益の計算が出来なければ、知らないうちに赤字になってるということもありますからね。

アンダーバリューは正確に記入すること

詳しい利益計算の話しに入る前に、大事なことをお伝えします。

気づかないうちに多くの人が犯してしまう間違いがあるのですが、これをやってしまうと非常に危険ですのでやらないようにしてください。

関税について色んな方とお話しをしていると

「うちは実際の価格より安い価格をインボイスに書いてるから関税を安くしている。だからコストも他社より低く出来ているよ」

というようなことを自慢気に語る人がいます。

ですが、それは違法なので大変危険です。

インボイスに書く金額を、実際の仕入れ価格より安い金額を書くことを「アンダーバリュー」と言います。

わかりやすく言うと、本当は1個1000円で仕入れている商品を、1個10円で仕入れているとインボイスに書くことです。

こうすることで商品の仕入れ価格を安く見せることが出来るので、関税を安くしてもらうことが出来ます。

ですが、それはただの「脱税」です。

数が少ない場合や最初の頃は見逃してもらえるかもしれません。

そうなると「大丈夫なんだ」と勘違いしてしまい、次もアンダーバリューで仕入れをしてしまう人がいまs.

ですが、そんな状態が運良く続くわけがありません。

税関の方も輸入物のチェックに関してはプロですので、アンダーバリューをしているかどうかなんて一発で分かります。

やりすぎたり悪質と判断されたらすぐに指摘されてしまいます。

脱税の怖いところは後から請求されてしまうというものです。

請求金額についてはアンダーバリューの内容によるので、いくら請求されるなどはハッキリ言えませんが、浮かせた金額以上のお金を後から払わないといけない状況になります。

アンダーバリューで税関を騙せたと思っているのであれば、考えを改めた方がいいです。

彼らはプロなので、そんなに甘くないですからね。

最初に払うか、後からまとめて払うか

後からまとめて払うのはかなりキツイので、だったら最初から払った方がいいです。

脱税に裏道はないので、こういうことはしっかりしておきましょう。

正しい経費などの計算方法

それでは、それぞれの経費について解説をしていきます。

商品代金

これは「仕入れる商品」の価格です。いわゆる商品原価と呼ばれるものです。

これは金額が分かりやすいので、特に間違うことはないと思います。

ただ、アリババから商品を仕入れるという場合は、仕入れる数が少ないと表示価格よりも高くなることがよくあるので注意をしてください。

中国国内送料

タオバオやアリババのお店から代行会社まで荷物を送る時に発生する料金です。

ここって結構見落としがちですが、意外とお金がかかっていることがあります。

特に気をつけていただきたい場合は少量を色んな場所から仕入れている方です。

扱っている商品の種類が多いと、色んな店舗から仕入れをすることになります。

その時、各お店から仕入れる量が少ないと、送料がかなり圧迫をしてしまいますので、そのように仕入れている方は要注意です。

もしかすると、商品代金よりも送料の方が高くなってしまっている可能性も出てきます。

中国の国内送料はそこまで高くありませんが、安い商品を送っても高い商品を送っても送料はそこまで変わりません。

安いからといって、色んな場所から仕入れる場合は送料をしっかりと確認してください。

後から請求書などを確認した時に、思ったよりも仕入れ価格が高くなってしまっている、と思った場合はこれが原因かもしれません。

タオバオの画面で国内送料は無料と出てきても、実際は送料がかかることもあります。

(代行会社が不正請求してくることもあります・・・)

商品数を多く買うことで送料無料にすることも出来ますが、これは代行会社が交渉をしてくれるということが条件になります。

こういう細かい交渉をしてくれる代行会社を選ぶのも、仕入れ価格を抑えるうえでは重要ですね。

国際送料

国際送料は、多くの人が安くしたいと悩む部分だと思います。

請求されている金額が高いのか、安いのか、というのが分かりにくいと思いますし、計算方法も少し難しいです。

代行会社のホームページなどには

「○kgで○○円(元)」

と書かれていますが、実際に重さを測ってみると、重量と金額が合っていないということもよくあります。

これは代行会社が不正請求しているのか?

というと、その可能性もありますが、これは計算方法の違いが原因です。

代行会社のホームページの表記も少し分かりにくいというのも原因かもしれません。

ホームページに書かれている料金表ですが、国際送料というのは重量だけで料金が決まるわけではありません。

国際送料を計算する方法は以下の2通りあります。

・重さ(体積重量)

・大きさ(容積重量)

の2つで最初に計算されます。

計算した結果、料金が高い方が実際の国際送料として計算されるわけです。

いくら軽い商品を扱っても、大きい荷物を送れば料金は高くなってしまいます。

大きさ(容積重量)の価格の計算方法はこちらになります。
(配送会社によって計算方法は異なる場合があります)

容積重量(kg) = 縦(cm) x 横(cm) x 高さ(cm) ÷ 6000(cm3/kg)

計算が少し面倒ですので、毎回これを計算することは難しいと思いますが、エクセルなどで計算式を作っておけば、ある程度は簡単に金額は出せると思います。

国際送料の部分はkgで書かれているので、多くの人が実重量(体積重量)だと勘違いすることがあります。

そうすると

「そこまで重量ない商品なのに送料が高いぞ。実際測ってみてもそんなに重さがないのに送料が高い!詐欺だ!」

というようなクレームを代行会社に言ってしまう方がいますが、その場合のほとんどが容積重量の方で計算をされています。

中には本当に詐欺のような計算をしている代行会社もありますので、定期的に国際送料の確認はしたほうがいいかもしれません。

代行手数料

これは単純に仕入れた商品に対しての割合で計算されます。

代行手数料が5%であれば、1万円分の商品の仕入れで、代行手数料は500円となります。

注意点すべきは、中国国内送料を含めた合計の金額で代行手数料の計算をしている代行会社もあるので、商品代金だけで計算しているのか確認をしてください。

為替レート

意外とここに落とし穴があります。

というのも、為替レートはどこを基準に計算をしているかで、金額が大きく変わってくるからです。

よく「TTS + 1.0円」という言い方をしている代行会社があります。

TTSというのは銀行が外貨を売る時の付けるレートです。
(銀行に行ってお金を両替してもらう時の為替レートです)

海外旅行とかに行く時に、窓口に行って日本円を海外のお金に変えますが、それがこのTTSです。

TTSは銀行等がホームページや店頭に金額を出しているので、すぐに調べることが出来ます。

ただ、注意点としてはTTSはFX等の為替レートとは少し違います。

例えば、よく外貨の金額計算で「ヤフーファイナンス」を見ることがあると思います。

ここで金額を調べてみると、TTSの金額とは違う数字が出てきます。

試しに調べてみると、ある銀行のTTSとヤフーファイナンスの「為替レート計算」では、1元につき0.4円の差が出てきました。

たかが「0.4円の差」と思われrかもしれませんが、かなり注意が必要です。

例えば日本円に変えて計算をする時に、ヤフーファイナンスを基準に考えて計算をしているとします。

ヤフーファイナンスでは

1元 = 17円

という計算が出てきました。

あなたはレート+0.5円の代行会社で、1000元の注文をしました。

その場合、

17円 + 0.5円 = 1元17.5円

17.5円 x 1000元 = 17500円

となると思っていました。

ですがTTSは0.4円違っていたので、実際は以下の計算になりました。

1元 = 17.4円

だったので

17.4円 + 0.5円 = 1元17.9円

17.9円 x 1000元 = 17900円

という計算になります。

細かい数字が多いので少し混乱をするかもしれませんが、発注する金額が大きくなればなるほど、差額は大きくなります。

今回の例は400円しか差がありませんでしたが、金額が増えれば増えるほど大きな差が出てきます。

特に為替レートは商品代金だけでなく、国際送料なども含めた計算になります。

この0.4円の差は、商品代金だけではなく、代行手数料や国際送料などにも影響してきます。

月に数十万、数百万発注をしている人は数千、数万単位で計算ミスをしている可能性がありますので、レートの計算には注意してください。

僕も昔はヤフーファイナンスで調べていたので、請求された金額と計算が合わない事がありました。

計算が合わないから、自分の計算が間違っているのかなと考えてしまい、だんだん計算するのが面倒になっていきました。その結果、どんぶり勘定になることが多かったのでこういう小さなことも意識した方がいいです。

関税(消費税、通関手数料含む)

これは計算をするのが非常に難しい部分です。

というのも、毎回請求金額が変わったりすることがあるので。正しい金額が分かりにくいというのがあります。

そのような理由があり、どんぶりになりやすい部分ですが、計算方法を知っておくことである程度の金額計算は出来ます。

計算しても毎回多少の誤差は出ますが、そこまで大きな誤差は出ないので計算することは重要です。

関税ですが、大きく分けると仕入れている金額で3つの計算方法に分かれます。

・16666円以下の仕入れ

・20万円未満の仕入れ

・20万円以上の仕入れ

16666円以下の仕入れは国際送料を含むので、関税が追加で請求されるようなことは、ほぼありません。

というのも、16666円以下の仕入れの場合は免税対象になるので、関税は発生しないということになります。

この金額での仕入れは、大体がサンプル仕入れ程度となると思います。

ただ、商品代金よりも国際送料の方が高くついてしまうので、この金額での仕入れはあまり使わないかもしれません。

ですので、基本的には

・20万円未満の仕入れ

・20万円以上の仕入れ

で計算をしていくことになります。

どちらの仕入れも以下の3つが発生します。

関税 + 消費税 + 通関手数料

20万円未満と20万円以上の違いですが、関税の部分になります。

20万円未満ですと関税の計算が「簡易税率」という方法で計算されます。

これは計算を簡易にする為にざっくりとした計算方法で関税を計算するものです。

色々な項目がありますが

・お酒類 リットル辺り20円から70円

・食品や毛皮 20%

・コーヒーやお茶 15%

・服 10%

・プラスチック製品や家具など 3%

・ゴムや紙など 無税

・その他 5%

という感じです。
(かなりざっくりですので詳しく知りたいという方は調べてみてください)

中国輸入に関係ある部分としては

・服 10%

・プラスチック製品や家具など 3%

・その他 5%

この辺りだと思いますので

「服は10%、その他は5%」

という感じで覚えるのが分かりやすいです。

20万円以上を超えると「一般税率」という計算方法で計算するのですが、かなり細かくジャンルが別れているのでここではちょっと書ききれません。

ですので、詳しくは調べてほしいのですが大体は簡易税率とほぼ同じような金額です。

商品を仕入れる時はこういう部分は面倒なので、ついついざっくり計算になってしまいがちです。

ただ、これらを見ていただくと分かると思いますが、意外と関税はかかっています。

これらを無視して

1元 = 18円

というようなざっくり計算が、いかに怖い計算方法なのかというのがお分かりいただけたと思います。

僕もざっくり計算をしていた時期がありましたが、細かく計算をしてみると「凄い赤字だった」という発見を何度かしています。

これらの金額を全て含めた金額が「商品原価」となります。

これらが分かっていないと利益計算なんて出来るわけがありません。

しかし、原価計算をしようと思ってこれらの金額などを調べようと思っても、どうやって調べるのか?という疑問が出るかもしれません。

調べる方法は非常に簡単で、代行会社から送られてくる明細を見るだけです。

商品代金はいくらだったか?

中国国内送料はいくらだったか?

代行手数料はいくらだったか?

などなど、請求書の明細に全て書いてあります。

もしこれらが書かれていない、明細が送られないという代行会社があれば、不正をしている可能性があるので気をつけてください。

「明細が欲しい」

と代行会社に伝えてみて拒否をされたら、代行会社を変えたほうがいいかもしれませんね。

見せられないということは怪しいことをしている可能性があるということです。

もちろん、見せてくる代行会社が全て安心というわけではありません。

明細をよく見ると明らかにおかしい金額になっていることも・・・

少しだけ抜かれているのは気づきにくいかもしれませんが、驚くほど高額な送料などが書かれている場合もあります。

代行会社の不正って結構あるので、信頼出来る代行会社を見つけるのは非常に大事です。

当比較サイトでも、優良代行会社は紹介しておりますので、代行会社選びの参考にしてみてください。

日本国内でかかる経費

今までの経費は全て中国側で発生する経費でした。

ここからは商品を発送し、日本に到着してから発生する経費についてお伝えしていきます。

ここは意外と細かい数字が絡んでくるので、見落としがちなポイントが結構あります。

ただし、日本国内で発生する経費については、仕組みの作り方によっては全く発生しないという方もいると思います。

ここでは一般的に発生する金額のみをお伝えしますので、あとはご利用の環境に合わせて足し算引き算をしてください。

環境が違うということで例えば、代行会社にFBA倉庫への直送をお願いしている方は、日本国内送料は発生しないと思います。

その場合は代行会社にFBAシール等を貼ってもらう時に、料金が発生していると思います。

人によってどこでお金がかかっているかは違います。

全ての場合を考えるとキリがないので、今回は1番多いと思われる3つについて説明をしていきます。

ただ、違うことをやっていたとしても、似たような内容もあると思いますので、今回の内容を応用していただけると思います。

では、順番にお伝えしていきます。

日本国内送料

荷物を日本のあなたの自宅(もしくは事務所)からFBA倉庫に入れる為の料金です。

このコストは結構見落としがちです。

というのも、ここの料金も各商品の経費に入るからです。

送料は各配送業者と契約することで少し安くすることは出来ます。

ですが、FBA納品は月に何百、何千と送ることはない為、契約料金もそこまで下げることは出来ません。

Amazon以外の販路で売っている方であれば別ですが、Amazonのみの販売であれば多く売上を上げている人でも、月に数十個程度になると思います。

その程度の配送量だとあまり安くなりませんが、それでも通常料金に比べたら少しは安くなることもあるので、契約はした方がいいです。

契約は法人だけではなく、個人でも出来ますので、いつも使っている配送業者に連絡をして相談をしてみてください。

連絡をとるのは出来る限り、いつも使っている配送業者がいいです。

というのも、利用履歴がない配送業者は契約をしてくれない可能性が低いからです。

いつも使っている配送業者であれば

「月に○○個出荷する」

「月々配送量は増えている」

「だから安い契約料金にしてほしい」

などのような交渉が非常にしやすいです。

実際に過去に利用をしているので、配送料が増えているなどのデータを配送業者は持っており、話しが通りやすくなります。

配送量が少ないと契約をしても料金があまり変わらない場合もありますが、それでも少しは下がったり、料金の支払いが末締めなどになり手間が減りますので、契約は積極的にしてみてください。

あと、出来れば相見積もりはとった方がいいです。

いつも使っている配送業者以外にも契約交渉をしてみてください。

他の配送業者を利用する気はなくても、そうすることで多少は安い契約料金にすることができる可能性があります。(最近は厳しいのでそこまで下がらないかもしれませんが)

コストを下げる方法は色々とありますが、配送業者と契約をする方法が1番シンプルで早いです。

なぜ配送コストを下げた方がいいのか?と言うと、下がった分だけ単純に利益が増えるからです。

配送料というのは毎月のコストを地味に圧迫していきます。

人によっては、数万、数十万もかかっている人もいると思います。

そのコストが半分になればどうでしょうか?

売上は変わらないのに利益が数万、数十万増えるわけです。

配送料を下げるのはすぐに出来るので、早い段階からやった方がいいです。

ちなみに、交渉で

「月に○○個出荷する」

と伝えても、その数を無理に出荷する必要はありません。

あくまで交渉の際の数字は目安ですので、そこは気にせずに出荷をしてください。

配送料ですが、商品の経費とは別で考えている方は注意が必要です。

というのも、配送料は全体経費ではなく「商品経費」として考えると利益計算が非常にしやすいです。

理由としては、商品によって配送料が変わってくるからです。

例えば、Aという商品はダンボール1箱に10個入ります。

Bという商品はダンボール1箱に20個入ります。

同じサイズのダンボールなので1回辺りの配送料は一緒です。

配送料が1000円となった場合、1箱に10個入るAという商品は、1商品あたりの送料が100円となります。

しかし1箱に20個入るBという商品は、1商品あたりの配送料は50円になります。

これらを商品単位で計算せずに、まとめて計算をしてしまうと、気づいたら配送料で利益が出ていないという商品も出てくるかもしれません。

ダンボールにいくつ入るかどうかは、実際に商品をダンボールに入れてみないと分からないところはあります。

ですので、リサーチしている段階では1ダンボールにいくる入るか、というのは計算は出来ませんが、商品のサイズからある程度の計算は出来ると思います。

過去に似たようなサイズの商品を扱っている場合は、それを基準に考えてみるのもありです。

送料 ÷ ダンボールに入る数

で計算をすると1個辺りの送料コストが分かります。

かなり細かい計算に思われますが、商品によっては結構な金額になります。

特に薄利多売で大量に売っている商品は利益が低い分、こういう細かい計算部分で赤字になることもあります。

恥ずかしながら、僕も過去にここを計算していないせいで、ほとんど利益がない商品を売っていました。

多少は利益が出るけど・・・

というレベルだったので本当の利益額を知った時は驚愕でしたね。

そこから色々と利益構造を見直して、なんとかもっと利益が出る形には出来ました。

どこで何がかかっているのか分かれば、浮かせる方法も分かるようになってきます。

例えば、今回のように送料が凄いかかっていた商品の場合。

売れる商品なので取扱いは続けたい・・・

けど利益がほぼ無い。

この場合はどうすればいいのか?と言うと、FBA直送にすることで、ある程度のコストは押さえれます。

また、倉庫に外注もしていたので、そこのコストも中国に任せることで少し浮かすことが出来ました。

その商品は不良率が1%程度と非常に低かったので、これが可能でした。

不良率が高かったり、検品を細かくしないといけない場合はFBA直送などが出来ないので、他の方法が必要になります。

商品によってコストの浮かせ方は変わってきます。

最初は商品が売れるか分からないので、そこまでコストに対して意識しないこともあると思います。

ですが、商品が結構売れてきたら送料のような、1商品辺りにかかる経費についても深く考える必要があります。

慣れてくることで無意識に商品辺りの経費は意識できるようになります。

最初はとにかく売ることを意識した方がいいですが、ざっくりでもいいので、こういうところにコストがかかるんだと覚えておいた方がいいです。

気付いたら赤字だった、なんて笑えないですからね。

僕も過去にそういう商品があって自分で自分にドン引きしていました(笑)

倉庫保管料(手数料)

これは僕が商品を販売していく中で、ビックリするくらいの金額がかかっていた経験からのお話しになります。

例えば、AmazonFBA倉庫の保管料です。

これは1個1個は非常に安いので、ついうっかりしてしまうことがあります。

例えばiPhoneの手帳型ケースをFBA納品していたとします。

サイズは

22.2 x 14 x 4.4 cm

となります。

これをFBA倉庫に保管しておくと、月間にかかるコストは「10円」です。

非常に安いですね。

他にも調べてみましょう。

リュックで調べてみると、これはデザインによりますが

43 × 29 × 13.5cm

の一般的なリュックの場合、月間保管料は「137円」になります。

やはり大きいと結構しますね。

もちろんこれらは月間の保管料ですので、途中で売れれば日割り計算となります。

つまりリュックの場合、保管10日目で売れれば、保管料は46円となります。

ですが、保管料の怖いところは「売れる商品」ではなく「売れていない商品」です。

これは2つの怖い部分があります。

1つ目は「ロングテール商品」を扱っている場合です。

月に数個程度、売れる商品を扱っている人は要注意です。

在庫保管料は商品をFBA倉庫に置いている限り発生してきます。

つまり、見るべきは

「売れている商品」

ではなく

「売れ残っている商品」

ということです。

ある程度はFBA保管料も意識していると思いますが、あまりにも少ないから、計算はそこまでしていない方もいるかもしれません。

月に10個程度だからいいやと、思っている方もいるかもしれません。

ですが、月に10個納品して、その商品が月に4個程度売れる商品の場合、6個はまるまる保管料がかかっていることになります。

売れていない商品の場合は、ただの金食い虫です。

商品は売れて初めてお金になります。売れなければただの負債みたいなものです。

例えば、リュックを10個FBAに入れていたとします。

かかるコストは月間1370円です。

計算を簡単にする為に、このうちの4個が10日で売れたとします。

そうするとかかる保管料は

4個が各46円

6個が各137円です。

その商品の月間保管料は、合計で1006円となります。

たった1つの商品、10個の在庫だけでもこれだけの保管料がかかっています。

ほとんどの方が商品を何十種類扱っていると思います。多い方では100種類以上の商品を扱っている方もいるかもしれません。

1商品でこれなので、

10商品だと単純に10倍

100商品だと100倍の保管料がかかるわけです。

リュックなどのような大きい商品を扱っていれば、月間保管料だけで10万円もかかっている人もいるかもしれません。

これだけ大きい金額になると無視出来なくなってきますよね。

多くの人が

「利益は出ているはずなのに手元にお金が残らない」

というのは保管料が原因の可能性もあります。

保管料が利益率の計算に入っていなければ、単純に保管料分のお金がマイナスになりますからね。

長期在庫保管手数料

これは半年、もしくは1年以上、在庫をFBA倉庫に保管されている商品が対象になります。

つまり「全く売れていない商品」が対象です。

Amazonからすると売れない商品を長く置かれても困るということです。

このような長期在庫は、保管手数料がエグいほど高くなっています。

これは年に2回、毎年2月15と8月15日に計算されて請求されます。

この金額がエグくて

例えば、

10cm x 10cm x 10cm

のサイズの商品をあなたがFBA倉庫に保管していたとします。

通常であれば、この商品の保管料は月間8円ほどしかかからないのですが、この「長期在庫」として計算されると

1商品辺り174円

という金額が請求されます。

もちろんサイズが大きければ大きいほど、バカみたいな金額が請求されます。

「月間保管料は8円だから保管料は気にせず、いつか売れたらいいな」

と思っていると商品の利益が吹っ飛ぶくらいの請求がくる、ということです。

特に中国輸入の場合は1個2個などの在庫ではなく、100個200個という在庫数も珍しくないと思います。

10 x 10 x 10cmのような小さな商品だからとバカにしていると、年に2回、ドン引きするほどの

保管料を請求されます。

月間保管料が8円だから年間の保管料は96円程度だから気にしない。

と思っていたら

1年後に1商品辺り1740円も請求が来るんですよ。

100個在庫を置いているだけで、17万4000円の請求です。

さすがに利益が出るどころか、大赤字になります。

ですので、売れない商品やあまり回転しない商品を扱っている方は注意してください。

経費で1番気をつけるべきは、仕入れにかかる資金ではなく、保管にかかる資金です。

扱う商品は

「小さくて軽い商品がいい」

とよく言われますが、それは仕入れだけではなく、保管する際の料金というのも理由の1

つです。

特にAmazonの保管手数料は安いという認識の方が多いので、あまり保管料については意識

されません。

ですが、下手をすると利益を全て奪い取ってしまうほどの手数料が発生します。

非常に細かい部分になりますが、足元もしっかりと見た方がいいですね。

これらの料金は、FBA在庫保管手数料シミュレータで調べることが出来ます。

一度自分が扱っている商品の保管料はいくらなのか調べてみてください。

気がついたら結構な金額が発生しているかもしれません。

Amazon販売手数料

多くの場合は

「商品価格の○%」

というように計算をしていると思います。

それは合っていますし、セラーセントラルの管理画面にも金額は出ているので、具体的な金額も把握しているはずです。

ですが、もしあなたが

「FBA発送料を含む販売手数料」

をパッと答えれない場合は注意が必要です。

というのも、商品価格の○%というのは意外と大きい数字です。

今回お伝えする「販売手数料」は、FBAの送料も含めた金額でお伝えしていきます。

例えば、あなたが1480円の商品を扱っていたとします。

多くの商品の販売手数料は15%ですので、15%で計算をします。

1480円の15%は222円です。

販売手数料が222円で、そこから更にFBAの送料が発生します。

多くの人が扱う商品サイズは標準商品のサイズが多いと思いますので、標準商品で計算をします。

25 x 18 x 2cm未満 かつ 250g未満

の商品が小型商品。

45 x 35 x 20cm未満 かつ 9kg未満

の商品が標準商品となります。

サイズだけ見ると小型商品でも、重量的に標準商品となることもありますので注意です。

標準商品の場合は以下の手数料が発生します。

出荷作業手数料 100円

発送重量手数料 229円(2kg以下)

1商品を出荷するのに合計329円の料金が発生します。

もちろんこれは出荷手数料なので、販売手数料とは別です。

細かい話しが多くなってしまったので、わかりやすく言うと、1480円の商品が売れた場合、合計で551円の手数料が発生しているわけです。

1480円の商品を売って551円の手数料なので、約3分の1が経費としてとられているわけです。

これはAmazonのみの手数料なので、以前お伝えした経費とは別です。

仕入れの経費や日本国内にかかる経費、在庫保管料などを考えると、1480円で商品を売る場合は、原価は300円程度でないとほぼ利益が出ないということになります。

原価が300円を超えるとなると、赤字商品になってしまっている可能性もあります。

あなたの本当の利益率を把握する

いかに商品を高く売り、今回お伝えしたような、それぞれの経費を安く抑えるということが重要

だというのが、お分かりいただけたかと思います。

もしあなたが

「売上は上がっているし利益も出ているはずなのに、手元にお金が残らない」

となってしまっている場合は、原因がなんとなく分かってきたかと思います。

なぜ手元にお金が残らないのか?

なぜ商品が売れないのか?

広告費にはいくらをかければいいのか?

ビジネスのどこを改善すれば利益は増えるのか?

などを把握する為には、全ての数字、全ての経費を知る必要があります。

これらの金額、数字が分かれば利益がハッキリと見えてきますので、気づいたらお金が手元にないという状況は避けれるようになります。

そして、いくら残るかがわかるので、広告費もいくらまで使えるかがハッキリと見えてきます。

利益が分からないと、手元にお金も残っている感覚がなく、広告費も使うのが不安になると思います。

経営は数字だ、とよく言われますが、物販は色んな場所でお金が発生するので、漏れがないよう、全ての金額を確実に把握しておきたいですね。

ここまで細かい計算をしなくても、優良代行会社であれば請求書の明細を見ることで、何にいくらかかっているかすぐに分かります。

優良代行会社はこちらでも紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

優良代行会社一覧